インド カングラ 1st(春摘)

カングラ ワー(Wha)茶園

北西インド、ヒマラヤ山脈の麓、カングラ渓谷の山腹600~1,500メートルのカシミール高地に茶園があります。 この地域では、大部分が緑茶を作っていますが、いくつかの茶園で中国雑種の茶葉から紅茶を生産しており、3~4月にかけてのファースト・フラッシュの時期に生産された茶は、ダージリン茶に似た香りがあり、味はダージリンよりも柔らかく「ヒマラヤン・ティー」として有名です。

ヒマラヤの麓なのでダージン地方と似た気候、気象条件で、インドでは最も古いお茶の産地の1つです。

インドのモディ首相がトランプ大統領に会いに行った時にお、土産として持って行った紅茶がカングラ産でした。

カングラの歴史

1905年にカングラ地方を襲った大地震によりお茶産業を営んでいたイギリス人が帰国してしまった為、お茶産地としてはほぼ壊滅状態になります。

奇跡的に生き残った茶園もあります。その1つであるワー茶園はイギリス人経営者ではなく、パキスタンの王族のワー氏の経営でした。現在はチャイワラファミリーに引き継がれているようです。

ゆめだま紅茶 テイスティングノート

カングラ春摘

水色は薄い茶色

ダージン春摘みと比べると少し濃い印象があります。

全体的に発酵が浅く緑茶のような香りと味わい。

日本の緑茶の独特の渋みはなく、雑味も少ない。

最後にほんのり甘い。何となく澄んだ高貴な感じが漂いました。