ファーストフラッシュと萎凋(いちょう)時間と発酵萎凋とは聞きなれない言葉かもしれません。
茶葉を静かに置く、または風を当てることで茶葉をゆっくりとしなびさせる事です。
最大の目的は脱水ストレスによって茶葉に含まれる酵素を活性化させ、花のような香りを作り出すことですが、茶葉の水分量を調節することにより茶葉の発酵の度合いを変えるという意味でも大切な工程です。
水分量が下がれば下がるほど、茶葉の酵素は発酵しにくくなります。
水分量を下げ、茶葉を揉みやすくすることと同時に発酵をあまり進ませないためにファーストフラッシュの茶葉は萎凋時間を長くとります。
揉捻(じゅうねん)の後発酵が行われますが、比較的短い時間で仕上げます。
発酵工程に長い時間をかけても前述の通り水分量が少ないため発酵があまり進みません。
ですから茶葉もお茶の色もフレッシュな緑色をしています
写真は大倉陶園 瑠璃片葉金蝕本日の茶葉ダージリンファーストフラッシュタルボ茶園他のファーストと比べると渋みが少なくさっも飲めるのですが味に深みがあり少しセカンドに近い印象があります