標高1,220mの場所に322ヘクタールの茶畑をもつウバハイランズ茶園。同資本のエスラビー茶園の隣に位置し、ディックウェラなどのセリングマークを共有する、ウバを代表する茶園です。
クオリティシーズンのごく限られた2週間ほどの間に、ローターバーンを使用して、印象的な「ウバフレーバー」を放つ紅茶を産する数少ない茶園のひとつです。この茶園で製茶されたこのタイプの紅茶の多くが日本に輸出されます。
世界3大銘茶といわれるウバ
インドのダージリン、中国のキームン、スリランカのウバは世界3大銘茶と言われ人々に親しまれています。ウバはスリランカの中央山脈の東側に位置し、乾季を迎える6月〜9月、とくに7月〜9月のごく限られた時期に、ごく少量ながら目の覚めるような爽やかなメントール香を感じさせる「ウバフレーバー」と呼ばれる香り立ちの紅茶で名高い産地です。このタイプの銘柄は特に日本人の方々に人気で、生産量の多くを日本に輸出しています。その他の季節のお茶の多くはロシアに輸出されています。個人的には日本人が好む季節とその他の国が好む季節が分かれているのは興味深いです。なぜ、日本人は乾季のウバを好むのかは不思議です。
1890年代に、人里離れたこのエリアにサー・トーマス・リプトンが茶園を開いたことで紅茶づくりが本格的に始まりました。
オレンジから深紅の水色(すいしょく)と、しっかりとしたボディのある味わいが特徴。強めの味わいの紅茶が好きな方に愛される紅茶の産地です。
ゆめだまテイスティングノート
水色はやや濃い緋色をしています。香りは爽やかな花の香り!味はハッカのようなメントールのような味がします。スースーする感じ。キリッとした渋みで、濃いと少し薬っぽく、個人的には少し苦手。薄めの配合にすれば個人的には好きな味になります。