ダージリン地方
ヒマラヤに抱かれ育まれる香り・ダージリン
世界三大紅茶にも数えられ、繊細で高い香りにより「紅茶のシャンパン」と称されるダージリンティー。紅茶を代表する名産地です。
ダージリンには、春、夏、秋と個性の異なる3回のクオリティーシーズンがあります。5月の終わりから6月にかけて摘み取られるセカンドフラッシュは、夏の光をうけて、充実した芳醇な味と香りに満ちています。一部の上質な銘柄は、マスカテルフレーバー(ムスク)といわれるダージリンならではの喉の奥に広がるこもるような甘い香りをたたえます。
アボングローブ茶園
「鳥の巣」を意味する名前の茶園
バラサン川を望む斜面に広がるアボングローブ茶園
ダージリン ロンボンバレー地区に位置し、バラサン川の川沿いに茶畑が広がる1860年創業のアボングローブ茶園。サングマ茶園、タルザム茶園、ナグリ茶園に囲まれた土地の、標高1,372メートルの斜面で育まれた茶畑は、2003年よりオーガニック農法を採用。良質な香りの紅茶を作る茶園のひとつです。
中国茶樹が植えられたティーブッシュの比率が多い茶園ですが、選りすぐりのクローナル茶樹から作られる良質なスペシャルティティーも高く評価されています。