ドテルオヤ茶園
この茶園はキャンディーでもサバラガムワに近いケーガッラ行政区にある茶園で、サバラガムワといった方がいいかもしれません。
しかし紅茶の特徴は明らかに、サバラガムワではなくキャンディ紅茶です。
スリランカは小さな国で、そこに7つもの紅茶の産地が有り、その産地ごとの風味を持った紅茶が生産されています。
当然と言えば当然ですが、その境辺りにある茶園では、どちらの風味の紅茶も作る事が出来るのです。
そしてその境辺りの茶園では、どちらの産地の紅茶として出荷するか決めて出荷しています。
それは産地偽装でも何でもなく、産地ごとの紅茶の風味を決め、その風味の紅茶を作っているのですから、キャンディー紅茶として作られた紅茶はキャンディ紅茶なのです。
ドテルオヤ茶園は、あまり名の知られていない茶園ですが、なかなかの銘茶園でティーオークションの高価格の常連の茶園で、2013年11月には、ティーオークションの最高価格を取っています。
そんなドテルオヤ茶園の紅茶ですが、キャンディらしい「昔ながらの」という風味を持ちながらも、若干ライトな風味の紅茶に仕上がっています。
ゆめだまテイスティングノート
水色は明るい緋色
軽い口当たりで中立的な味わい
渋みや癖も特になく、ライトなボディでサッパリとした味わいで花を思わせる香りの余韻がすっと通りすぎます！ この紅茶はミルクティーでも合います。 個人的にはこの紅茶で、どっしりとしたチョコレートケーキを食べるのが好きです。 現在、ゆめだま紅茶ではこちらの茶葉もロイヤルミルクティーのブレンドに加えています。